このようなお悩みはありませんでしょうか?
オンライン指導には多くのメリットがありますが、その分上手くいかないことがあるのも事実です。
上手くいかないということは、塾の評判にも関わることですので避けたいですよね。
こちらの記事ではオンライン指導コース開設の前に知っておいてほしい失敗事例をご紹介します!
他者の失敗から学ぶことは多くありますし、オンラインコース構築のヒントを得られるはずです。
オンライン指導のメリット・デメリットについても別記事で説明していますので、あわせてチェックしてみてくださいね!
オンライン指導コースの失敗事例3選
オンライン化・デジタル化を目的にしたら失敗する
効率化を図りデジタル教材を使ったオンライン指導に移行したら、「授業がつまらない」という生徒言い、退塾者が増えた…
【失敗を深掘り!】
学習塾の都合によるデジタル化や、省力化だけを狙ったオンライン化をしていませんでしょうか?
あくまでも、デジタル化は効率よく生徒にインプットをさせる「手段」です。
こちらの事例は、そのデジタル教材を使うことを「目的」にしてしまったことが原因だと思われます。
一例ですが、インプットを映像授業に任せて、その分のリソースを「コーチング」に注力して成功した塾もあります。
逆に、進捗管理をICTツールに任せて、先生がティーチングを徹底的に行なって成功した事例もあります。
まずは塾・先生の理念をもとに、何を「目的」としてオンライン指導コースをつくるのかを明確にしましょう!
対面指導をそのままオンライン化すると失敗する
黒板を使って授業を行い、オンライン会議システムで配信したが「見えづらい」「聞き取りづらい」と酷評されてしまった…
結果的に成績も上げられず退塾に繋がってしまった…
【失敗を深掘り!】
こちらの事例は、授業を行う塾の準備に問題があったと考えられます。
以下の準備を全て行なったのでしょうか?
- カメラの位置や映す角度は適切だったのか
- マイクの音声チェックを行ったのか
- 生徒に受講する際のデバイスの指示や説明を行なったのか
- 板書の文字の大きさは配慮されたものだったのか
- 授業中の指名やコミュニケーションの計画を練っていたのか
- 教材の共有を事前に行なっていたのか
- 授業前に宿題のチェックとフィードバックを行なっていたのか
- 授業中の理解度をどう確かめるのか決めていたのか
- Wi-Fi環境はビデオ通話システムに適したものだったのか
- 欠席者への対応は考えていたのか
従来の対面授業をただ配信するだけでは満足度は低くなり、結果的に退塾に繋がります。
オンライン指導に最適化された授業内容を組み立てることを心がけましょう!
対面指導と同じ声かけだと失敗する
オンライン指導に切り替えたら、「先生が冷たくなった気がする」という理由で、2名の生徒が退塾してしまった…
【失敗を深掘り!】
オンライン指導が対面指導と比べて劣る部分は「コミュニケーションの質」です。
では、何を意識するべきなのか?
それは「コミュニケーションの量」です。
質で劣る分、量でカバーするのことが重要です。
意識的にコミュニケーションの頻度を上げ、生徒の様子を把握し、適切な声かけをするように心がけてください!
意外と授業前後の雑談が大切なコミュニケーションの時間だったのかもしれません。
オンライン指導の時間とは別に、生徒たちと「おしゃべり」を楽しむ時間を設けることで円滑なコミュニケーションが取れたという事例もあります。
生徒たちの「聞いてほしい!」「見ていてほしい!」という気持ちをしっかりと汲んであげて下さい。
失敗事例から学ぶオンライン指導コース構築のヒント
3つの失敗事例をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
今回の記事で紹介した事例は、全て実際に学習塾で起きたものです。
新しい取り組みに失敗はつきものですし、今回紹介したもの以外にも失敗事例はあるはずです。
トライアンドエラーを重ね、骨太なオンライン指導コースを構築していただきたいと思います!