オンライン指導のメリット・デメリット

オンライン指導のメリット・デメリット

現在世界的な感染症の拡大から、学習する機会を損なわないために一気に広がり、身近なものになりつつあるオンライン指導。一概にオンライン指導といっても、録画した映像を自分のペースで視聴するオンデマンド型や、お互いの顔を見つつリアルタイムで授業を行う同時双方向型、そして一対一か複数かなど様々な方式があります。メリットがあるとはいえ、学習塾の先生にとって自分が経験したことがないオンライン授業で「本当に対面指導と同じ、それ以上の価値を提供できるだろうか?」「生徒・保護者は満足してくれるのだろうか?」という疑問が残りますよね。そこでこの記事では、学習塾におけるオンライン授業のメリット・デメリットを紹介していきます。ぜひ今後のコース設計の参考にしていただければと思います!

学習塾がオンライン指導をする3つのメリット

①時間の有効活用ができる!

オンライン授業のいちばんのメリットは、「時間の節約」ができることです。学習塾が時間割を設定する際には「中学生が部活を終えて帰宅し、通塾に毎回30分かかるとすると…」と、移動時間を考慮して遅めの時間を設定します。オンライン授業なら、通塾時間を0に変えることで塾の先生も生徒も時間の有効活用をすることができます。

②場所の制約がない!

学習塾の商圏は半径○kmなどと、ある程度決まってしまいますが、オンライン指導であれば全国の生徒と繋がることができます。必然的に集客エリアも拡大し、今までには会えなかった新たな顧客と出会うことがきます。また、生徒数に見合った自習室のような学習環境も不要なため、小規模なスペースでもオンライン指導を行うことができます。

③新しい働き方の選択ができる!

学習塾の仕事は、生徒が学校から帰宅してから通塾するため、当然ですが「夜の仕事」のイメージがあります。しかし、オンライン指導を行うことで、通学前の「早朝」や「夕食前」の時間帯に授業を組むことも不可能ではありません。時間・場所の制約がないオンライン指導だからこそ、柔軟な新しい働き方の選択も可能になります。

学習塾がオンライン指導をする3つのデメリット

①指導スタイルの確立が難しい

オンライン指導と一口に言ってもいくつか種類があります。録画した映像を各自で視聴し学習していく「オンデマンド型」と、リアルタイムで講師と生徒を繋ぎ、双方向によるコミュニケーションが行える「同時双方向型」が主なものになります。顧客のニーズを見極め適切な指導を提供することが大切なのは言うまでもありません。さらに、対面指導では十分に取れていたコミュニケーションが薄くなる傾向があるため、不満に気づくことができなかったり、モチベーション低下に気がつくことができなかったりすることもあります。

②機材の準備・通信環境に左右される

「同時双方向型」のオンライン指導を行う場合、学習塾側の機材準備が授業の分かりやすさに直結します。適切な準備ができていないことで「見えづらい」「聞こえにくい」と言った不満も生まれがちです。また、ご家庭の通信環境についても丁寧なご案内が必要になります。

③集客の難易度が上がる

集客エリアの制約がなくなる反面、全国エリアでの戦いになるため、従来のチラシやクチコミ中心の集客方法では効果がでない可能性があります。(先生の指導実績や情報発信によります)オンライン指導コースを新設したけれども問い合わせが来ないことにならないために、今まで以上に戦略的な集客方法の策定が大切になります。

オンライン指導を適切に取り入れましょう!

総じて、オンライン指導を導入することは、学習塾にとって大きなチャンスであり、新たな試みとなります。しかし、オンライン指導は急速に広がった指導手法です。時間と場所の限界を超え広がるメリットがある反面、指導スタイルによっては、モチベーション維持の難しさや、通信環境に左右されるといった新しい問題も発生します。一方で、長年培われてきた対面授業には、先生が生徒の細かな表情を見ながら、つまずきをその場その場で解消できる、という、直接会うことでしか築けない先生と生徒の信頼関係も健在です。オンライン指導を開始するにあたっては、学習塾が自社のニーズと生徒のニーズ、また、メリットやデメリットを理解し、適切な対策を取ることが必要です。