OECD(経済協力開発機構)のLearning Compass(学びの羅針盤)では、教育の目標は「ウェルビーイング」にあるとされています。日本の学校教育においても、「日本社会に根差したウェルビーイングの向上」等で重要視されてきています。人間は本来的に「より善く生きる」ことを志向する存在としたとき、今を充実させながら未来をより良くする人生観・社会観への転換が大切になってくるのではないでしょうか。この観点で学校教育をとらえるとき、様々なSHIFTが学校教育にもたらされることでしょう。本プログラムは、ウェルビーイングとはどのようなもので、どのように実践するのか等、学校教育における意義と浸透の観点から、概念と実践を整理して提起することを目指すものです。