注目AIニュース17選(1/26~2/1)~日本の教育現場で活用できるのは何か

最新の生成AIニュース(2026年1月26日~2月1日)を、YouTubeチャンネル「いけともch」の池田朋弘氏が注目した17のキーワードで紹介します。

1. オープンソースAIエージェント「OpenClaw」の革新性

OpenClawは、自分のパソコンやサーバーにインストールして使うオープンソースのAIエージェント。
SlackやLINEから指示を出し、インストール先の環境でファイル操作や自動実行が可能で、24時間365日稼働するAIアシスタントとして機能する。従来のワークフロー型AIと異なり、柔軟な指示で多様なタスクを実行できる点が画期的である。

2. Claude Coworkにエージェント型プラグインを導入

Anthropicは、Claude Coworkに「プラグイン」という新概念を導入した。
これは特定の職種向けに、スキル・コマンド・外部連携・サブエージェントをパッケージ化したもの。営業やマーケティングなど11種類のプラグインが公開され、新入社員でもトップパフォーマーレベルの業務を標準化して実行できる仕組みを実現している。

3. Google AI Plus~月1,200円の低価格プランを展開

Googleは新プラン「Google AI Plus」を発表し、月額1,200円(初回600円)でGeminiの利用回数を大幅に拡大した。
NotebookLMが1日30回、Thinking Modeが90回、文章入力は12.8万トークンまで利用可能で、無料プランと比較して大幅なアップグレードとなっている。

4. NotebookLM向けデザイン管理拡張「BananaNL」

BananaNLは、NotebookLMやGemini Chatでデザインテンプレートを簡単に適用できるChrome拡張機能。
バナナプロンプトパターンシートのスタイルを選択するだけでインフォグラフィックなどを生成でき、毎回テンプレートをコピーする手間が不要になる実用的なツールである。

5. OpenAIが研究者向けワークスペース「Prism」を発表

OpenAIは研究者向けの統合ワークスペース「Prism」をリリースした。
論文用のLaTeX形式での執筆・編集・コンパイルが可能で、AIによるリサーチや図表作成もサポートする。世界で1,000万人規模の研究者をターゲットにした、知的労働のAI化を推進するサービスである。

6. Genspark Speakly~音声入力で業務効率化

Gensparkは音声サービス「Genspark Speakly」を日本展開した。
ショートカットキーで選択テキストを音声入力で処理でき、文章作成や情報検索がアプリを開かずに実行できる。「Voice Working(言葉で仕事をする)」というコンセプトを体現した、実務レベルの音声活用ツールである。

7. Moonshotが「Kimi K2.5」とコーディングエージェントを発表

中国MoonshotのKimi K2.5は、画像や動画から動作を理解してWebサイトを再現する高度な機能を持つ。
さらに「エージェントスウォーム」機能で最大100体のエージェントを並列実行でき、調査やタスクを分散処理する。オープンソースで提供され、高いレベルの実用性を実現している。

8. XIMIXによるGoogle Workspace Studio活用100本ノック

NTTインテグレーションのXIMIXブランドが、Google Workspace Studioの活用方法を100本のブログ記事で解説している。
メール整理、会議効率化、タスク自動検知、情報収集、外部連携の5パターンに分類され、具体的な設定方法まで丁寧に紹介されている実践的なリソースである。

9. エージェント型AI実装の壁は非構造化データ活用

企業がAIエージェントを導入する際の最大の課題は、PowerPointやPDFなど非構造化データの活用。
Box、Microsoft、Salesforceなど各ベンダーが、データの分類・検索・ガバナンス管理を強化するソリューションを展開しており、データ整理がAI活用の鍵となっている。

10. Google「Project Genie」が歩ける3D世界を生成

GoogleのProject Genieは、テキストや画像から「歩き回れる3D世界」を生成するAIサービス。
既存の生成AIが静止画や動画を作るのに対し、ユーザーが自由に移動・探索できるインタラクティブな空間を創出する。ゲーム開発やメタバース構築への応用が期待される革新的な技術である。

11. ChromeにGemini搭載の「自動ブラウズ」機能を追加

GoogleはChromeブラウザに、Gemini AIを活用した「自動ブラウズ」機能を追加した。
複数のWebサイトを横断してAIが自動的に情報収集・比較を行い、ユーザーに代わって調査タスクを実行する。ブラウジング作業の効率化を実現する、次世代のWeb体験を提供する機能である。

12. AppleがGemini活用の新Siriを2月後半に発表予定

Appleは2月後半に、GoogleのGeminiを統合した新しいSiriを発表する見込み。
既存のApple Intelligenceに加えて、Geminiの高度な言語理解能力を組み合わせることで、Siriの機能が大幅に向上する。iOSエコシステム全体でのAI体験の進化が期待されている。

13. Anthropicが「インタラクティブアプリ」機能を発表

AnthropicはClaudeに「インタラクティブアプリ」機能を追加した。
SlackやFigma、Canvaなどのアプリ内でClaudeが直接作業を実行でき、単なる回答生成から実際の業務実行へと進化した。MCP(Model Context Protocol)を活用し、外部サービスとの連携を深めた実用的な機能である。

14. MetaがAIスマートグラス事業で売上3倍増を達成

MetaはAIスマートグラス事業に注力し、売上が前年比3倍に成長した。
Ray-Banとの協業モデルが好調で、マーク・ザッカーバーグCEOは「スマートグラスが次世代のコンピューティングプラットフォームになる」と宣言している。ウェアラブルAI市場でのリーダーシップを確立しつつある。

15. OpenAI「Sora」が急成長後に失速~著作権問題が影響

OpenAIの動画生成AI「Sora」は、リリース直後に急成長したものの、その後利用者数が大幅に減少した。
主な原因は著作権問題への懸念と、生成される動画のクオリティに対する期待値とのギャップである。動画生成AI市場の課題を浮き彫りにする事例となっている。

16. AIコーディング市場は40億ドル規模~3社で7割占有

AIコーディング市場は40億ドル(約6,000億円)規模に成長し、GitHub Copilot、Cursor、Windsurf(Codeium)の3社が市場シェアの7割を占めている。
特にCursorは急成長を遂げており、開発者の生産性向上ツールとして不可欠な存在になりつつある。

17. ノーコードAI自動化ツールTOP3の利用状況と課題

Zapier、Make、n8nのノーコードAI自動化ツールTOP3の利用調査では、実際に業務活用できている企業は少数である。
導入ハードルや学習コストが高く、期待と実態にギャップがある。今後はより直感的で実務に即したツールの登場が、AI自動化の普及に必要とされている。

日本の教育現場において注目すべきは?

「OpenClaw」と「Claude Coworkプラグイン」でしょう。​

OpenClawは、塾の講師や教師が自分のパソコンやサーバーにインストールして24時間365日稼働させることで、生徒の課題添削や学習資料の整理を自動化できます。
例えば、提出された複数の生徒レポートを一括で確認し、個別フィードバックを作成したり、過去の授業資料から最適な教材を自動抽出したりする作業が、LINEやSlackから指示するだけで実行可能になります。​​

一方のClaude Coworkプラグインは、営業やマーケティングなど職種別にスキルをパッケージ化した仕組みで、教育現場では「教育者向けプラグイン」として授業設計や生徒対応の標準化に応用できる可能性があります。
新人講師でもベテラン講師レベルの授業準備や個別指導が実現でき、教育の質の均一化が期待されます。​​

さらに、月額1,200円の「Google AI Plus」は、塾での導入コストを大幅に抑えながら、NotebookLMを活用した教材研究や授業準備を1日30回まで利用できるため、中小規模の学習塾にとって現実的な選択肢となるでしょう。


ぜひこの記事を参考に、今後の教育現場での生成AI活用を検討してみてください!

参考: