
最新の生成AIニュース(2025年12月29日~2026年1月11日)を、YouTubeチャンネル「いけともch」の池田朋弘氏が注目した19のキーワードで紹介します。
1. OpenAIが「ChatGPT Health」を発表
OpenAIは個人の健康管理に特化したChatGPT Health機能を発表した。
健康診断結果、食事記録、ウェアラブルデータなどを統合登録し、保険プランの推奨や運動プラン作成など、パーソナライズされた健康アドバイスを提供する専用スペースである。
2. ChatGPT年間サマリが日本国内でも利用可能に
ChatGPTの1年間の利用状況を振り返る年間サマリ機能が日本でも利用可能となった。
メッセージ数、チャットスタイルの分析、3大テーマなどが可視化され、ユーザーは自身のAI活用パターンを客観的に確認できるようになっている。
3. ナノバナナ/Banana X~日本語対応の画像生成プロンプト集
個人開発者が作成した画像生成AI「ナノバナナ」向けのプロンプト集「Banana X」が公開された。
様々な画像スタイルのサンプルとプロンプト定義が掲載されており、画像生成の経験が少ないユーザーでも具体的なイメージを選択してすぐに活用できる。
4. Google Vids~誰でも簡単にAIアバター動画を作成可能に
Googleの無料動画編集ツール「Google Vids」にAIアバター機能が追加された。
現在は英語のみ対応だが、12種類のアバターから選択し、テキストを入力するだけで高品質なアバター動画を簡単に作成できるようになった。
5. DifyがマルチモーダルRAGに対応
AIプラットフォーム「Dify」がマルチモーダルRAGに対応し、画像データの検索が可能になった。
従来は文章データのみの検索だったが、PDFや資料内の画像や図表も含めて検索・分析できるようになり、ビジネス資料の活用範囲が大幅に拡大した。
6. ElevenLabs「Scribe v2」~驚異的な精度の文字起こしモデル
音声AI企業ElevenLabsが新しい文字起こしモデル「Scribe v2」をリリースした。
従来モデルと比較して認識精度が大幅に向上し、話者識別機能やタイムスタンプ機能も搭載されており、音質が低い環境でも高品質な文字起こしを実現している。
7. DeNAエンジニアが発信「育てるほど楽になるAI開発体制」
DeNAがAI開発における「育てる仕組み」を公開した。
プロジェクト情報をAIに提供し、自動レビュー体制を構築、失敗事例をドキュメント化して次回に反映させる循環システムにより、レビュー回数が3分の1に削減されたという成果が報告されている。
8. CES 2026現地レポート~AIロボットと新技術の祭典
ラスベガスで開催されたCES 2026では、ヒューマノイドロボットや用途特化型ロボットが多数展示された。
30機種以上のロボットが実演され、調理、ボクシング、配送など多様な用途への実用化が進んでいる様子が確認された。
9. Nvidia次世代AI計算基盤「Vera Rubin」~推論コスト1/10へ
NvidiaがCES 2026で新世代AI計算基盤「Vera Rubin」を発表した。
前世代のBlackwellと比較して4分の1のGPUで処理が可能となり、推論コストが10分の1に削減されることで、AI学習の高速化とコスト効率の大幅な向上が期待されている。
10. Gmailの3つの新AI機能
GmailにAI Overviewによる自然言語検索、Help Me Writeによる文章編集支援、AI Inboxによる優先メール自動抽出の3つの新機能が追加される。
まず英語版から展開され、メール処理の生産性向上を支援する機能として注目されている。
11. AI生成コードは品質に1.7倍の問題を生む?最新調査報告
CodeRabbitの調査により、AI生成コードは人間が書いたコードと比較して約1.7倍の問題を含むことが判明した。
ロジックエラー、可読性の低さ、セキュリティ問題などが指摘されており、適切なレビュー体制と文脈理解が重要であることが示された。
12. AI時代の「理解負債」~ブラックボックス化したコードのリスク
従来の「技術負債」に加え、AIが生成したコードを誰も理解できない「理解負債」という新たな概念が提起された。
個人レベルでは生産性が向上するが、組織レベルではレビュー時間増加やバグ対応困難という問題が発生し、長期的なリスクとなる可能性が指摘されている。
13. OpenAIがコーチ向けAI「Convogo」チームを買収
OpenAIがエグゼクティブコーチング支援AI「Convogo」のチームを買収した。
ChatGPTのユーザー利用促進とサービス拡大の一環として、コーチングやキャリア支援などの専門分野への展開を強化する戦略と見られている。
14. OpenAIが2026年に「音声ファースト」デバイスを投入か
OpenAIが2026年に音声を中心としたデバイスの投入を計画していることが報じられた。
スクリーンに依存しない音声優先のインターフェースを採用することで、新たなAI活用の形態を提案し、競合他社との差別化を図る狙いがあると推測されている。
15. MetaがAIエージェント「Manus」を約20億ドルで買収
Metaがシンガポール拠点のAIエージェントスタートアップ「Manus」を約20億ドルで買収した。
AIエージェント技術の強化と自社プラットフォームへの統合を目的とした大型買収案件として、AI業界における企業間競争の激化を象徴する動きである。
16. MetaのManus買収に対し中国当局が規制審査を開始
MetaによるManus買収について、中国当局が規制審査を開始したことが明らかになった。
AI技術の国際的な移転や企業買収に対する各国の規制強化の動きを反映しており、米中間の技術覇権競争が買収案件にも影響を及ぼしている状況が浮き彫りとなった。
17. Anthropicが評価額3,500億ドルで100億ドルの資金調達へ
Claude開発元のAnthropicが評価額3,500億ドルで100億ドルの資金調達を実施する見通しとなった。
OpenAIやGoogleと競合するAI開発企業として、大規模な資金調達により研究開発と市場拡大を加速させる戦略であることが示されている。
18. xAI(Elon Musk)がシリーズEで200億ドルを調達
Elon Musk率いるxAIがシリーズE資金調達ラウンドで200億ドルを調達した。
AI分野における巨額投資の加速を象徴する案件であり、OpenAIやAnthropicと並ぶ大型AI企業として、技術開発と競争力強化に向けた資金を確保した形である。
19. 2026年からAI導入による米企業の雇用・労働大変革か
2026年は米国企業においてAI導入による雇用と労働環境の大規模な変革が予測されている。
投資家や業界関係者は、AI技術が労働市場に本格的な影響を与え始める転換点として2026年を位置づけており、業務効率化と人材配置の再編が加速すると見込まれている。
日本の教育現場で活用が期待できるものは?
まず注目すべきは、ElevenLabsの「Scribe v2」という高精度な文字起こしツールです。
授業や講義の音声を自動的にテキスト化し、話者識別やタイムスタンプ機能も搭載されているため、復習用の教材作成や議事録作成の効率化に大いに役立ちます。
次に、DifyのマルチモーダルRAG対応により、PDFや資料内の画像・図表も含めて検索・分析できるようになりました。
これにより、教材データベースの構築や、生徒の質問に対してより正確な回答を提供するAI学習支援システムの開発が可能になります。
さらに、DeNAが公開した「育てるほど楽になるAI開発体制」の考え方は、教育現場でのAI活用にも応用できます。
指導ノウハウをAIに蓄積し、自動レビューと改善を繰り返すことで、個別最適化された学習支援の質を継続的に向上させることができるでしょう。
ぜひこの記事を参考に、今後の教育現場での生成AI活用を検討してみてください!
参考:
