
2025年度の大学入学共通テストから必須科目となった「情報Ⅰ」について、8割超の教員が不安を感じていると報告されています。
生徒の理解度や指導時間の不足が深刻な課題となる中、みんがく社と出版社の啓林館が共同開発したAI連携型問題集が来年4月にリリース予定です。
解答ページのQRコードを読み取るだけでAIとの対話が可能になり、「なぜそうなるのか」という疑問に即座に応答します。
教員の指導負担を軽減しながら、生徒一人ひとりの理解を深める新しい学習支援の形として、学校現場からの期待が高まっています。
記事の要約
株式会社みんがく(東京都新宿区)と株式会社新興出版社啓林館(大阪府大阪市天王寺区)は、生成AI技術を活用した高校生向け「大学入学共通テスト対策問題集 情報Ⅰ」を共同開発し、2026年4月にリリースする予定である。
本問題集は、啓林館の共通テスト対策のノウハウと、みんがくの教育プラットフォーム「スクールAI」の機能を融合させた新しい教材で、各問題の解答・解説ページにQRコードが掲載されており、読み取るだけでAIとの対話が可能。
生徒は「なぜそうなるのか」「別の考え方はあるか」といった疑問をAIに質問でき、一人ひとりの理解度に合わせた丁寧な応答が得られる。
対象は高校生および大学入試で情報Ⅰに取り組む生徒がいる高等学校・学習塾で、基礎から応用まで段階的に学べる構成となっている。
従来の紙教材に加えて、AI活用により「自分で考え、理解を深める」学習体験を提供し、生徒の主体性を引き出すとともに、学校・塾現場の指導支援を目指している。
(出典元:2025年12月16日 PR TIMES・株式会社みんがくより)
今後の学校教育への可能性は?
この問題集開発は、今後の学校教育に多様な示唆を与えます。
第一に、「個別最適な学び」の実現可能性です。
生徒一人ひとりの疑問にAIが即座に応答することで、理解のスピードや深度に応じた学習支援が可能になります。
教員が全生徒の質問に個別対応する時間的制約を補完し、授業外でも継続的な学びを支えられます。
第二に、「探究的な学習態度」の育成です。
AIとの対話を通じて「なぜ」を問い続ける習慣が形成され、答えを暗記するのではなく、理解のプロセスを重視する学習スタイルが定着します。
スクールAIが提供する探究学習支援アプリのように、課題発見から振り返りまでAIが伴走する仕組みは、主体的な学びを促進します。
第三に、他教科への展開可能性です。
みんがくは今後、AI回答の最適化や他教科への展開を予定しており、この技術が数学、理科、英語など幅広い分野に応用されることで、教育全体のデジタルトランスフォーメーションが加速するでしょう。
これらは教員の業務負担軽減と生徒の学習効果向上を両立する新しい教育モデルとして、大きな期待が寄せられます。
情報元はこちらからご覧ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000152.000079497.html

