
不登校児童・生徒数が過去最多の35万人を超え、教育現場は大きな転換期を迎えています。
学びへのアクセスが困難な子どもたちをどう支えるか…。
この課題に、群馬県のオルタナティブスクールが先進的な解決策を示しました。
対話型AI学習システム「NEXTAGE AIBŌ(相棒)」は、24時間寄り添う学習パートナーとして、宿題のサポートから心の悩み相談まで対応します。
増え続ける教員の業務負担と個別最適化の両立という難題に、テクノロジーと対面指導を融合させた新しい教育モデルが、今まさに動き始めています。
記事の要約
群馬県桐生市のオルタナティブスクールNEXTAGE SCHOOLを運営する株式会社THE NEXTAGE COMPANY(群馬県桐生市)が、オリジナルAI学習支援システム「NEXTAGE AIBŌ(相棒)」を開発し、2025年11月24日から一般販売を開始する。
増加し続ける不登校児童・生徒の学びへのアクセスを支援するため、Sera株式会社の技術協力を得て構築されたこのシステムは、学習パートナーとして宿題や疑問点を解決し、悩み相談にも対応。
思考力・表現力の向上を促す会話形式の質問応答機能を備え、教師による対面指導とテクノロジーを融合させた個別最適な学習環境を実現している。
小学校高学年から高校生まで幅広く利用可能で、自己決定力と課題解決力を育成する同校の教育方針を反映し、AI時代に適応できる基礎力を養い、生徒の学習の質向上と自立的な学習姿勢の確立を目指している。
(出典元:2025年11月12日 PR TIMES・株式会社 THE NEXTAGE COMPANYより)
今後の学校教育への示唆は?
このAI学習支援システムは、今後の学校教育に多様な可能性をもたらします。
第一に、教員の業務負担軽減と個別最適化の両立が期待できます。
AIが24時間対応の学習パートナーとして機能することで、教員は対面でしかできない深い対話や心理的支援に専念でき、より質の高い教育活動が可能になります。
第二に、不登校児童・生徒への学習機会の保障という観点から、場所や時間に縛られない学びの選択肢を提供し、教育格差の是正に貢献します。
第三に、思考力・表現力の育成において、対話を通じた言語化習慣の形成は、これからの時代に求められる主体的な学習者の育成に直結します。
通常の学校においても、習熟度別指導やICT教育との連携により、すべての子どもたちの自己決定力と課題解決力を育む新たな教育モデルとして展開できる可能性があるでしょう。
情報元はこちらからご覧ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000169321.html
