大阪発!交野市とみんがくが連携協定~「スクールAI」で家庭学習支援の新モデル検証へ

GIGAスクール構想で整備された端末は学校現場に浸透してきましたが、家庭学習の活性化には依然として課題が残っています。

そんな中、大阪府の北東部に位置する交野(かたの)市とみんがく社は今年10月、教育特化の生成AI活用サービス「スクールAI」を活用した家庭学習支援の連携協定を締結しました。

教師が独自の学習アプリを作成でき、児童・生徒の自主的な学びを促進する仕組みとして注目…本協定では活用状況を検証し、学校と家庭をつなぐ学びのモデル構築を目指します。

記事の要約

株式会社みんがく(東京都新宿区)は2025年10月9日、大阪府交野市と「スクールAI」を活用した家庭学習支援に関する連携協定を締結した。

本協定は児童・生徒の家庭学習を補助的に支援し、自主的・自発的な学びを促進して学力向上を目指すものである。
協定期間は2025年10月から2026年3月までで、双方の意思により延長可能である。

主な連携事項として、スクールAIの利用環境整備支援、効果的な活用に関する検証と助言、活用状況の情報共有などが含まれる。

交野市では、GIGAスクール構想に基づき早期に1人1台端末を導入したが、家庭学習時間や学習意欲に課題があった。

スクールAIは文科省ガイドラインに準拠し、Microsoft Azure環境を基盤とする教育特化型の生成AIプラットフォームで、英作文や英会話など多彩な学習アプリを教師自身が作成できる特徴を持つ。
(出典元:2025年10月29日 PR TMES・​株式会社みんがくより)

今後の学校教育に生かせる内容と可能性は?

本協定は、生成AIを家庭学習と学校教育の橋渡し役として活用する先進的なモデルとなりそうです。

GIGAスクール構想で整備された端末を、授業だけでなく家庭学習でも効果的に活用することで、児童・生徒の主体的な学習習慣の形成が期待できます。

特に注目すべきは、教師が独自の学習アプリを作成できる仕組みです。
これにより各学校や地域の実情に合わせた個別最適な学びの提供が可能になり、画一的な教材では対応しきれなかった多様な学習ニーズに応えられます。
24時間いつでも質問に答えられる「AIの家庭教師」として機能することで、保護者の負担軽減にもつながります。

今後は活用状況のデータ分析を通じて、児童・生徒の弱点特定や効率的な学習計画の立案が可能になるでしょう。
また、教師にとってもAIを活用した指導法の開発や、個々の児童・生徒に合わせた指導の質向上が実現できます。

本協定の検証結果は、全国の自治体における生成AI活用のモデルケースとして大きな影響を与える可能性もあるでしょう。


情報元はこちらからご覧ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000151.000079497.html