第1回「AIチャンピオンシップ」全国大会を10月10日開催!U-18世代がAIで社会課題に挑戦~EXPO2025大阪・関西万博内ステージにて

生成AIを「学ぶもの」から「使いこなすもの」へ。

今年2025年10月10日、EXPO2025大阪・関西万博会場内で開催された「U-18 AIチャンピオンシップ」全国大会では、小学生から高校生までが自らの探究心を形にしました。

認知症早期発見システムや英語学習支援アプリなど、実社会の課題解決に挑む児童・生徒たちのプレゼンテーションは、審査員や教育関係者に深い感銘を与えています。

AI時代の探究学習がどのように展開され、この大会が今後の学校教育現場にどんな示唆をもたらすのでしょうか。

記事の要約

一般社団法人教育AI活用協会(東京都港区)および株式会社Meta Heroes(東京都渋谷区)は、2025年10月10日にEXPO2025大阪・関西万博会場内のExpoメッセ「WASSE」にてU-18世代対象の「AIチャンピオンシップ」全国大会決勝を開催した。

本大会は、生成AIを活用した社会課題解決のアイデアをプレゼンテーション形式で発表し、参加者の好奇心と探究心を育むことを目的としている。

グランプリには名古屋国際高等学校の中村奏太氏が「AIモーション・リカバリーシステム」で受賞し、準グランプリには群馬県立高崎高等学校の竹渕遙希氏・森戸士雄氏による「応援したい人を応援するアプリ」が選ばれた。

また優秀賞には、認知症早期発見システムや英語学習支援など多様なアイデアが並び、特別賞には小学5年生の市野嘉一氏がAIをテーマにした絵本で受賞した。

本大会の橋本竜平・実行委員長は、児童・生徒の「好き」や「探究心」が社会を動かす原動力になると確信し、来年度以降も大会を発展させる意向を示している。

※なお、この決勝は、未来のトビラをひらく「こども万博」のプログラムの一環として実施された。
(2025年10月15日 PR TIMES・一般社団法人教育AI活用協会より)​

今後の学校教育への示唆と可能性は?

この大会は、学校教育にAI活用の新たな方向性を示しています。

小学生から高校生まで幅広い年代が生成AIを「学ぶもの」から「使いこなすもの」へと進化させ、自分の関心事と社会課題を結びつけて解決策を提案する姿は、探究学習の理想形を体現しています。

認知症検知システムや英語学習支援など、実社会の課題に若年層が主体的に取り組む経験は、問題発見・解決能力の育成に直結します。

また、慶應義塾大学教授や神戸情報大学院大学学長など教育専門家が審査に関わることで、学術的な視点と実践的な評価も融合しました。

今後、このような大会が全国規模で継続されれば、AI時代に必要な創造性・批判的思考力・協働力を育む教育モデルとして普及し、日本の教育現場におけるAIリテラシーの底上げと、次世代のイノベーション人材育成につながることが期待されます。


情報元はこちらからご覧ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000161501.html