
教育現場でのAI活用が加速する中、近畿大が今年9月25日から学生向けに「ChatGPT Edu」の本格導入を開始します。
文章・画像・音声を総合的に処理するマルチモーダル機能と高いセキュリティを備えたこのシステムは、基礎から応用まで段階的なトレーニングプログラムと12月のハッカソン開催を通じて、学生の実践的なAI活用スキルを育成します。
従来の個別学習支援から協働的な課題解決まで、生成AIが学校教育にもたらす新たな可能性と、今後の教育現場への波及効果はいかに…。
【記事の要約】
近畿大学(大阪府東大阪市)は2025年9月25日から、OpenAIの教育機関向けサービス「ChatGPT Edu」を全キャンパスで希望学生に約1年間提供する取り組みの開始を決めた。
この生成AIサービスは、企業レベルの高いセキュリティ基準と厳格な管理機能を備え、文章・画像・音声を総合的に処理できるマルチモーダル機能を搭載している。
学生の生成AI活用スキル育成のため、9月29日から基礎編・応用編のオンライントレーニングを段階的に実施し、12月には東大阪キャンパスでハッカソンを開催予定。
このハッカソンでは、学生がチームを組んで生成AIを活用した課題解決に実際に取り組み、短期間でサービスやアプリケーション開発を競う実践的な学習機会を提供する。
(出典元:2025年9月18日 @Pressより)
今後の学校教育への活用と可能性は?
近畿大の取り組みは、日本の高等教育におけるAI教育の先進事例として注目に値します。
生成AIを学習ツールとして安全に活用する環境整備は、今後の学校教育において重要な課題解決の指針となるでしょう。
特に、基礎から応用まで段階的なトレーニング体系は、小中高等学校でのAI教育カリキュラム設計に応用可能です。
マルチモーダル機能を活用することで、従来の文字中心の学習から、画像・音声を組み合わせた多角的な学習体験が実現し、学生の創造性と課題解決力を大幅に向上させる可能性があります。
また、ハッカソン形式の実践的学習は、協働学習やプロジェクト型学習の新しい形態として、将来的に多くの教育機関で導入されることが期待されます。
情報元の内容はこちらからご覧ください。
https://www.atpress.ne.jp/news/5455107