高校生がAI技術で競う!第6回「全国高等学校AIアスリート選手権大会」が学校現場にどんな可能性をもたらすか

生成AIが社会を変革する中、日本の教育現場では「AI・ICT人材育成」が急務となっています。

そんな中、全国の高校生がAI技術を競い合う「全国高等学校AIアスリート選手権大会」が2025年の第6回も開催決定しました。

神奈川県教育委員会が初共催に参画し、特別支援学校の生徒も参加対象とするなど、従来の枠を超えた教育イノベーションが注目されています。

デジタル庁や文部科学省も後援するこの大会は、単なる競技会を超えて、現在の学校教育システムでは十分に対応できていないAI・ICT教育の課題解決への新たなアプローチとして期待が高まっているようです。

【記事の要約】
この度、第6回全国高等学校AIアスリート選手権大会「シンギュラリティバトルクエスト2025」が開催決定となった。
一般社団法人未来キッズコンテンツ総合研究所(東京都港区)が運営し、日立ソリューションズ・クリエイトが冠スポンサーとして3年連続で参画する。

本大会は、パソコン部・情報処理部・ロボコン部・eスポーツ部などの高校生が、AI・ICTスキルとチームワークを競い合うオンライン競技会。
2019年の第0回大会から数えて7回目の開催となり、国内最高峰の位置づけを確立している。

今年度は大学生インターンを中心とした運営体制の導入、神奈川県教育委員会共催による県大会開催、特別支援学校卒業生インターンの採用など新たな取り組みを強化する。
競技は「ホモデウス世代のペンタスロン」として、AI、サイバーセキュリティ、データサイエンス、ロボティクス、ヒューマン・コンピュータ・インタラクションの5種目で実施される。
参加費は無料で、完全オンライン形式により全国の18歳以下の高校生が参加可能だ。
(出典元:2025年8月26日 PR TIMESより)

学校教育への活用と将来の可能性は?

このAIアスリート選手権は、現在の学校教育において意義を持っています。

まず、従来の学習指導要領では十分にカバーされていないAI・ICT分野の実践的学習機会を提供し、Society 5.0時代に必要なデジタル人材育成に直接貢献します。

神奈川県教育委員会との共催により、地域教育委員会と民間組織の連携モデルが確立され、今後全国の教育現場でこうした官民協働による専門教育の展開が期待されます。
特に注目すべきは、特別支援学校の生徒も参加対象とすることで、インクルーシブ教育の観点からも先進的な取り組みです。

チーム競技として設計されているため、個人の技術力向上だけでなく、協働性やコミュニケーション能力の育成も図られます。
これは新学習指導要領が重視する「主体的・対話的で深い学び」の実現に直結します。

将来的には、こうした競技会を通じて発掘された人材が、日本のAI・ICT分野のリーダーシップを担う可能性があり、国際競争力向上に寄与することが期待されます。