探究学習に新たなAI活用!中高生向けサービス「アントレ部」が起業家精神を育てる部活動として今秋誕生へ~先生の負担も軽減

野球部や吹奏楽部はあるのに、「起業家部」は身近で聞き覚えがない…

近年の学内で探究学習やアントレプレナーシップ教育の授業導入が進む中、意欲的な生徒がより深く学べる継続的な「部活動」の場が不足していたのかもしれません。

そんな教育現場の課題を解決する画期的なサービスが登場します。

ミラッソ株式会社が今年9月下旬にリリースする中高生向け「アントレ部」は、AIとデジタル教材を活用し、現役起業家による実践的指導を提供しながら、先生方の負担を最小限に抑えるプログラムです。

経済産業省の補助金にも採択されたこの新サービスが、今後の学校教育にどのような変革をもたらすのでしょうか。

【記事の要約】
ミラッソ株式会社(東京都渋谷区)は、中高生向けアントレプレナーシップ教育サービス「アントレ部」を2025年9月下旬にリリースすると発表した。
これは探究学習やアントレプレナーシップ教育の授業導入が進む中、意欲ある生徒が継続的に学べる部活動の場が不足している課題を解決するものである。

現役起業家による実践的な映像コンテンツ「MiraPASS」、全国の生徒と起業家が参加する月1回の越境型ワークショップ、AIとの対話を通じた思考力育成などを特徴とする。

経済産業省「探究・校務改革支援補助金2025」に採択され、学校単位での無料導入が可能。
教員の専門知識がなくても運営でき、部活動の地域移行や働き方改革にも貢献することを目指している。
(出典元:2025年8月5日 PR TIMES、同5日 こどもとITより)

今後の学校教育への活用と将来性は?

このサービスは今後の学校教育の変革において、興味深い意義を持つでしょう。

従来の座学中心から実践的な学習への転換を促進し、生徒の主体性と創造性を育成する新しいモデルを提示しています。

特に注目すべきは、AI技術と人的指導を組み合わせたハイブリッド学習の実現です。
現役起業家による生きた知恵の提供により、教科書では学べない実践的スキルの習得が可能になります。

また、全国規模の越境型ワークショップは地理的制約を超えた学習コミュニティを形成し、多様な価値観との出会いを創出します。

教員の専門性に依存しない運営システムは、部活動の地域移行という社会課題への解決策としても期待されるでしょう。

将来的には、このような外部リソースを活用した教育モデルが普及し、学校が地域や社会とより密接に連携した学習拠点へと発展していく可能性があります。