学習塾の集客活動〜安定経営を目指して〜
今回は学習塾が行う集客活動の中でも「オフライン集客」についてご紹介します。
集客の成功=安定経営
となりますので、学習塾にとって集客は大切な活動・業務の一つとなるはずです。
しかし、リソースは限られていますし、授業や保護者面談と塾の先生は基本的に忙しいと思います。
闇雲に手を打っても、期待するような効果は得られず疲弊するだけです。
以上に挙げた項目を参考に「選択と集中」をしていただき、効率よく集客をしていただきたいと思います。
この記事を読むことで、顧客の手元に直接届けられるオフライン集客方法を理解することができます。
すでに知っていたり、取り組んでいたりすることが多いと思いますが、総整理をするつもりでぜひ最後までご覧ください!
オフライン集客5つの手法
【1】新聞折り込みチラシ
今でも多くの塾がこちらの手法を使っているのではないでしょうか?
地域や時期によりますが、 新聞折込チラシの相場は、B4サイズ1枚あたり3円前後とのことです。
日本新聞協会のデータによると、2022年の新聞の発行部数は約3000万部(ちなみに2012年は約4000万部)と現象幅が大きいことが分かります。
必然的に塾のチラシを届けられる家庭数も減ります。
したがって、今までと同じままでは費用に対する効果を期待することは難しいかもしれません。
お客様の目に留まる、より魅力的なチラシを作成することが求められます。
【2】ポスティング
子どもがいる(と思われる)お家を狙うピンポイントポスティングや、手当たり次第のランダムポスティング。
チラシを手に自転車で地域を回ることで市場調査にもなるので一石二鳥と言える手法です。
しかし、マンション全体で「ポスティング禁止」を掲げているところがあったり、時間帯ややり方によっては逆に悪評を広めることになったり…
風当たりが強いのが苦しいところです。反響率の相場も0.01〜0.3%と言われています。
終業後の遅い時間帯は避けて、明るい時間帯に行うようにしましょう。
また、マンションの管理人と仲良くなることで投函を許されるケースもあります。根気よく継続的に行いましょう。
【3】校門配布・駅前配布
始業式や終業式、就学時検診など生徒が集まる日を狙って、チラシと文房具(蛍光ペンや消しゴム)を配布する手法です。
定期テストの最終日には、肩を落とす生徒を励ましながらチラシセットを渡している塾の先生を見かけます。
基本的には学校の敷地内や駅の構内でチラシの配布を行うことはできないのでご注意ください。
学校門前の路上で行う場合には、事前に地域の警察署に「道路使用許可証」を取るなど計画的な準備が必要です。
また、塾の先生(教育者)が営業活動をしていることをよく思わない方もいるのが事実です。
しかし、確実に通塾圏内の生徒に届けることができますので、地道に活動することでジワジワと認知を広げることができます。
【4】お友達・兄弟姉妹紹介
在籍している生徒・保護者の満足度を高め、お友達や兄弟姉妹を紹介してもらう手法です。
以下のような紹介する側のメリットがあるのが一般的です。
(例)紹介したお友達が入塾したら
過去には、塾生に友達の紹介ノルマを設けた塾が炎上騒ぎになったこともありました。ある意味「金品で釣る」ことになりますので、嫌悪感をいただく方もいます。
また、この手のキャンペーンを一年中行なっているところもありますが、マンネリ化してしまう効果は薄れます。
例えば、新年度募集のタイミングのみキャンペーンとして行うなど、メリハリをつけて実行することをオススメします。
【5】地域のフリーペーパー広告掲載
各地域で発行されているフリーペーパーの広告枠に掲載する手法です。
掲載期間や枠の大きさによって掲載料金は変動しますが、商店街で配布されるため地元密着の塾にとっては効果があります。
ただし、フリーペーパーにも「グルメ」「レジャー」「子育て」…など様々なジャンルがありますので、集客につながるものを選定して広告掲載をしましょう。
発行元の責任者がその地域で影響力のある方であったため、親しくお付き合いをしていたらたくさん紹介をしてもらえた!という事例もあります。
オフライン集客のメリットとデメリット
ここまでにオフライン集客の手法をご紹介しました。次にオフライン集客の長所と短所を見ていきます。
○メリット
オフライン集客のメリットとして以下のものが挙げられます。
△デメリット
オフライン集客のデメリットとして以下のものが挙げられます。
【まとめ】現状と目的に合わせた手法を選択しましょう
今回の記事では、「オフライン集客」の手法と、メリット・デメリットについてご紹介しました。
いい授業をしていればクチコミで満席になる…
ぜひそうであって欲しいものですが、そこまで甘くないのが多くの学習塾にとっての現状です。
多くの学習塾にとって、集客が安定経営の要になると思います。
集客方法について情報の整理をした上で、学習塾の現状と目的に合わせたものを選択しましょう!