英語教育<ここから>ゼミ Vol. 2 「オールイングリッシュ」との違いは? 英語教育の新たな潮流「トランスリンガリズム」を学ぶ

慶應義塾大学名誉教授田中茂範先生とAI英語学習アプリ「レシピー」を提供する株式会社ポリグロッツが立ち上げた、英語の先生向けセミナーシリーズ「英語教育<ここから>ゼミ」の第二弾。
 
教育現場ではオールイングリッシュでの授業をめぐる議論は常に行われています。コミュニケーションとしての英語の促進という側面から、学習指導要領には「授業は英語で行うことを基本とする」とありますが、現場レベルではそのノウハウや効果などについてはまだ模索中というのが実情ではないでしょうか。
 
このような「英語は英語で」というモノリンガルな指導観に対して、ここ10年、目標言語(例:英語)のほかに学習者の母語(例:日本語)など複数言語資源を活用した言語教育の考え方である「トランスリンガリズム」(translingualism)がホットなテーマになっています。CEFRの「plurilingualism」や「mediation」という中心概念とも親和性の高い考え方です。
 
今回のセミナーでは、トランスリンガリズムの理論と実証と実践についてバランスよく見ていきます。プロジェクトとしての翻訳、AIの利用法、有機的な語彙の学びなど具体的な話題を取り上げていきます。
 
今回も田中茂範先生によるご講演と、田中先生×ポリグロッツ水島によるトークライブで、みなさまの疑問にもお答えしていければと考えています。奮ってご参加ください!
 
【こんな方におすすめ】
・オールイングリッシュに行き詰まりを感じている先生
・言葉の多様性に興味のある先生
・何が生徒にとってよい教授法なのかを模索している先生