近年、いじめ防止対策推進法に基づいて、学校全体でのいじめの防止及び早期発見の取組が広がっていますが、令和5年度の文部科学省のまとめによると、いじめの認知件数は過去最高を更新しています。実際に何があったのかを子どもから正確に聞き出す手法として、「司法面接」の導入が日本国内においても福祉や医療等の分野で広がっていますが、一般的にはあまり浸透していません。子どもの教育現場に携わる人たちが、司法面接の考え方を知ることで、いじめ被害を受けた子どもの長期的な心身のケアと、将来的ないじめ被害をなくすための環境と連携の広がりが期待できます。本セミナーは、これまで以上に、学校全体でいじめに対応できる体制づくりや、早期発見につなげることを目的に開催します。