大学におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)は、もはや一部の先進校だけの取組みではなく、教育・研究・運営のあらゆる領域に広がる共通課題である。教育の個別最適化、学習データの活用、教務・学生支援業務の効率化、地域・産業界との連携強化など、DXがもたらす変化は多岐にわたり、大学の在り方そのものを問い直す契機となっている。
しかし、DXの推進は一様ではなく、各大学が置かれた環境や課題、組織文化、リソースの違いによって、取組みの方向性や進め方は大きく異なる。だからこそ、実際にDXを担う担当者同士が、互いの経験や課題を共有し、学びあう場が今、求められている。
リシードは2025年9月9日、東北大学の「業務のDX推進プロジェクト・チーム」発足時にチーム統括を務めた藤本一之氏を招き、「東北大学における全方位DXの現在地」と題したウェビナーを開催する。
ウェビナーでは、東北大学が推進する全方位DXの取組みを紹介。業務DXを起点に、教育・研究・経営までを対象とした現場主導の改革を展開し、データ活用やAI導入によって意思決定の高度化を実現している。さらに、全国連携型の「大学DXアライアンス」へと展開し、社会全体の変革にもつなげている。