日本シティズンシップ教育フォーラムでは「研究」に力点を置いた交流と研究発展に向けた場として、9月28日(日)に「シティズンシップ教育研究大会2025」を開催いたします。
「シティズンシップ教育研究大会」は、「シティズンシップ教育」をキーワードに、多様なディシプリンの垣根を越えた知見交流を通じて、これまでの自らの研究のあり方を振り返り、今後のシティズンシップ教育研究のありようを共に考えるプラットフォームとして、2019年度から開催してまいりました。これまでの研究大会では、政治学・社会学・教育学・心理学・哲学など多様なバックグランドの研究者はもちろんのこと、実践者、大学院生、学部生などの参加もありました。
今年度も、多様な研究者、学生のみなさんを繋ぐ場となればと考えています。本大会はオンライン開催となっています。オンラインであることのメリットを生かし、地理的に離れた場所にある方々を繋ぐ契機になればと考えています。
自由研究発表の発表者の皆さまには、発表申し込みの際に、自分の研究が該当する「アプローチ」と「キーワード」を選択して頂きます。大会実行委員会としては、これらのアプローチ・キーワードの情報をもとに、発表者同士が研究の多様性を感じながら、同時に共通する問題意識の接点を生み出せるように、分科会を編成していく予定です。
今回のシンポジウムのテーマは、「現代のシティズンシップ教育の見取図を考える」です。多彩な研究/実践が広がるシティズンシップ教育の全体像を捉える見取り図を手にすることは、私たちが垣根を越えた知見交流を進めたり、共同研究/協働実践を進めたりする上で重要なことでしょう。そこで、日本シティズンシップ教育フォーラム(J-CEF)が監修し、今夏に公刊されるテキストを議論の起点に今回は置き、その到達点と課題点を見つめながら、どのような見取り図を私たちは創り出していくべきかを考えていきます。
この分野の研究に長く取り組まれてきた方々のみならず、大学院生や学部生の方を含む若手の方や、新たに関心を持たれた方、さらに他分野へのつながりをつくりだしたい方にもぜひ積極的にお越しいただき、今年度もシティズンシップ教育研究をともに切り拓いていくプラットフォームとなれば幸いです。多くの皆さまのご参加をお待ちしております。