注目AIニュース18選(2/16~2/22)~日本の教育現場で活用できるのは何か

最新の生成AIニュース(2026年2月16日~2月22日)を、YouTubeチャンネル「いけともch」の池田朋弘氏が注目した18のキーワードで紹介します。

1. Gemini 3.1 Pro登場~コーディング力が大幅に向上

GoogleがAIモデル「Gemini 3.1 Pro」を発表した。
SVG画像生成やプログラム作成のクオリティが前バージョンの3.0 Proから明確に向上しており、複雑なダッシュボードや3Dシミュレーション、Webサイト制作なども高精度で実現できる。無料版でも利用可能だ。

2. NotebookLMがPowerPoint形式での出力に対応

NotebookLMで作成したスライドをPDF形式だけでなく、PowerPoint形式でダウンロードできるようになった。
部分的な編集依頼にも対応しており、タイトル位置の変更やイラストの差し替えなどの修正指示を与えると新バージョンを生成してくれる。利便性が大きく向上した。

3. 音楽生成AI「Lyria 3」がGeminiアプリに統合

Googleの音楽生成AIモデル「Lyria 3」がGeminiアプリ上で使えるようになった。
テキストで楽曲のジャンルや歌詞を指定するだけで30秒の楽曲を生成できる。現時点では30秒の制限があり、続きの連続生成には未対応だが、音楽生成を手軽に試せる入口として注目される。

4. GoogleマップがGeminiを搭載~日本でも口コミ要約が利用可能

Googleマップのスマートフォンアプリで店舗選択時にGeminiによる口コミのまとめや質問機能が日本でも利用可能になった。
「おすすめメニューは?」などの自然言語での問い合わせに回答してくれる。情報が誤っているケースもあるため、参考程度に使うのが望ましい。

5. Gemini機能の利用状況レポートが管理コンソールで確認可能に

Google Workspace管理者向けに、社員ごとのGemini機能の利用状況を可視化するレポート機能が追加された。
どの機能が使われているか、誰がどのAI機能を活用しているかを把握できる。活用の遅れている社員への研修施策立案など、社内AI定着推進に直結する機能だ。

6. AnthropicがClaude Sonnet 4.6をリリース~高性能を低コストで

AnthropicがClaude Opus 4.6の廉価版として「Claude Sonnet 4.6」をリリースした。
性能はOpusより若干劣るものの、価格は約40〜50%安く、Excel・PowerPointなどのOffice系ツールへの組み込みにも対応している。無料版でも利用可能で、APIでは最大100万トークンに対応する。

7. Grok 4.20が「4エージェント並列推論」機能を実装

xAIのGrok 4.20が、4つのAIエージェントが協調して回答を生成する機能をリリースした。
リーダー・批判的検証者・クリエイティブ思考者などの役割を持つエージェントが連携し、事業計画や数値シミュレーションなどで他のAIを上回る精度の回答を出すと評価されている。

8. AlibabaがオープンソースAIモデル「Qwen 3.5」を発表

Alibabaがオープンソースの新モデル「Qwen 3.5」を発表した。
GPT-4やClaudeと同等レベルの性能を持ちながら低コストで、自前でインストールして活用できる点が強みだ。プログラム生成やWebサービス制作、動画理解などマルチモーダルにも対応しており、活用の選択肢が広がっている。

9. NotebookLMをAIエージェントで自動化する「NotebookLM MCP」

MCPを使ってClaude CodeとNotebookLMを連携させることで、AIエージェントが調査・分析からNotebookLMへのデータ登録・スライド生成までを自動で実行できるようになった。
1回の指示でリサーチとアウトプット作成を一気通貫で処理でき、情報収集・資料作成業務の大幅な効率化が実現する。

10. SlackがリアルタイムサーチAPIとSlack MCP Serverを発表

SlackがリアルタイムのデータをAIが検索できる「リアルタイムサーチAPI」と、AIエージェントからSlackを操作できる「Slack MCP Server」を発表した。
社内の会話・ナレッジをAIがリアルタイムで参照・活用できるようになり、業務自動化の幅が大きく広がる。

11. AnthropicマーケティングチームによるClaude Codeの活用事例

AnthropicのマーケティングチームがClaude Codeを使い、コーディング経験のない非エンジニアでもWebツールや自動化スクリプトを自作している事例が公開された。
プロンプトを渡すだけで実用的なアプリが完成するため、技術スキル不要でAI活用を深められることを示す好例だ。

12. GMOインターネットグループがAIエージェント対応の3つの緊急施策を発表

GMOインターネットグループが、AIエージェント時代に対応するための緊急施策として「全社員へのAIエージェント教育」「業務プロセスの再設計」「AI専任チームの組成」の3点を発表した。
国内大手企業が本格的なAIシフトを宣言した事例として、業界への波及効果が注目される。

13. 各種生成AIツールによる「マッキンゼー風スライド」生成比較

複数の生成AIツールに対して「マッキンゼー風スライド」を作成させる比較検証が行われた。
ツールによってデザインの質・情報の構造化レベルに大きな差が見られ、ビジネス用途での実用性を判断する上で参考になる。目的に合ったツール選定の重要性があらためて確認された。

14. Google DocsがGemini対応の音声要約機能を発表

Google Docsに、Geminiを活用したドキュメントの音声要約機能が追加された。
長文のドキュメントを音声で手軽に把握できるようになり、移動中や作業中でも情報をインプットできる。NotebookLMのポッドキャスト機能に近い利便性をGoogle Docsのネイティブ機能として提供する点が新しい。

15. OpenClaw創設者がOpenAIに参加~次世代AIエージェント開発へ

AIエージェント開発で注目されるOpenClawの創設者がOpenAIにジョインし、次世代AIエージェントの開発を担うことが明らかになった。
OpenAIがエージェント領域を強化する戦略的な人材獲得であり、自律型AIエージェントの実用化競争がさらに加速するとみられる。

16. GPT-5.2が理論物理学の定説を覆す成果を発表

OpenAIのGPT-5.2が、長年物理学界で定説とされてきた理論に対して新たな反証を提示したと報告された。
AIが単なる情報処理を超え、科学的発見・理論構築の領域に踏み込み始めた事例として注目を集める。研究分野におけるAIの役割が根本的に変わる可能性を示している。

17. Microsoft AI CEOが「18ヶ月以内にホワイトカラーは自動化される」と発言

Microsoft AIのCEOが「今後18ヶ月以内にホワイトカラー業務の大部分はAIに自動化される」と明言した。
単純なデータ処理から報告書作成・意思決定支援まで広範な知的業務が対象となる。経営層からの公式発言として重く受け止められ、各企業の人材戦略に影響を与えている。

18. アクセンチュアがAI活用を社員の昇進条件に設定

世界的なコンサルティング大手アクセンチュアが、社員の昇進評価基準にAI活用スキルを正式に組み込んだ。
AIを使いこなせることが職業人としての基礎要件になりつつある流れを象徴する施策だ。日本企業にとっても人事制度のAI対応を本格検討する契機となる事例といえる。

日本の教育現場にとって注目したい点は?

まず注目したいのがNotebookLMのPowerPoint出力対応MCP連携による自動化です。
授業の予習資料や研究レポートをAIが自動でスライド化できるようになり、教師の教材準備や生徒の発表準備にかかる時間を大幅に短縮できます。
調査からスライド生成までを一気通貫で処理できる点は、探究学習や自由研究の支援ツールとして非常に有効です。

次にGoogle DocsのGemini音声要約機能は、読むことに困難を抱える児童・生徒や、長文読解が苦手な学習者への合理的配慮としても活用できます。
インクルーシブ教育の観点からも、今後の普及が期待されます。

GoogleマップへのGemini搭載は、地理や社会科の授業で「その場所の口コミや特徴をAIに質問する」といった調べ学習に応用でき、情報リテラシー教育の題材としても最適です。

さらに長期的な視点では、「18ヶ月以内にホワイトカラーは自動化される」という経営層の発言や、アクセンチュアの昇進条件へのAI活用組み込みは、学校教育・塾教育が「AIを使いこなす力」を正面から扱う必要性を強く示しています。

AI活用スキルは、もはや大人の職場の問題だけではなく、今の子どもたちが正しく学ぶべき必須リテラシーといえるでしょう。


ぜひこの記事を参考に、今後の教育現場での生成AI活用を検討してみてください!

参考: