滋賀発!滋賀大に国産AI「PLaMo」を全学導入~教員カスタマイズ可能な次世代教育環境が今年4月始動へ

生成AIを「使わせるだけ」ではなく、教員が授業に合わせて自在にカスタマイズできる時代が始まります。

滋賀大は今年4月から、国産生成AI「PLaMo」を全学生・全教職員に導入し、データ主権を守りながら教育現場での実践的活用を本格化させます。

海外サーバーに依存せず、日本語に最適化されたこのAIは、個人情報保護が求められる学校現場にとって理想的なモデルです。

教員主導でAIを授業設計に組み込み、学生が早期からAIリテラシーを身につける…この先進事例が、初等中等教育を含む日本の教育現場全体にどのような変革をもたらすのでしょうか。

記事の要約

滋賀大学(滋賀県彦根市)と株式会社Preferred Networks(東京都千代田区)は、国産生成AI技術の教育・社会実装を推進する連携協定を2026年1月29日に締結した。

同年4月1日より、滋賀大学の全学生・全教職員を対象に、PFNが開発する国産生成AI基盤モデル「PLaMo」のチャットアプリケーション「PLaMo Chat」および日本語翻訳特化型モデル「PLaMo翻訳」を導入する。

PLaMoは日本語の文法構造や語彙、文脈理解に強く、学術文書や業務文書への適応性が高いことが特徴。
また、海外サーバー依存を回避しやすいため、研究情報や個人情報を扱う大学環境に適している。

教員が授業内容に応じて「PLaMo Chat」をカスタマイズできる機能の開発も予定されており、学生は生成AI技術に早期から触れる機会を得て、実践的スキルを身につけることが期待される。

また、全学DX推進計画に基づき、業務効率化や学生サービス向上を進め、生成AIの適切な活用に関する知見を蓄積し、他大学や社会へ発信する予定である。
(出典元:2026年2月10日 PR TIMES・国立大学法人 滋賀大学より)

今後の学校教育に生かせる内容と可能性は?

この取り組みは、今後の学校教育に多くの示唆を与えます。

第一に、国産生成AIの全学導入により、データ主権やプライバシー保護を重視した教育環境の構築が可能になります。
海外プラットフォームに依存しない選択肢は、児童生徒の個人情報を扱う初等中等教育においても重要なモデルケースとなるでしょう。

第二に、教員が授業内容に応じてAIをカスタマイズできる仕組みは、個別最適化された学習支援の実現につながります。
各教科の特性や児童生徒の理解度に応じた対話型学習が可能となり、主体的・対話的で深い学びの推進に寄与します。

第三に、学生が早期から生成AI技術に触れる機会を通じて、批判的思考力やAIリテラシーを育成する点は、次世代に必須のスキル形成として注目されます。

さらに、大学が知見を蓄積し他校や社会へ発信する姿勢は、教育機関が生成AI時代のナレッジハブとして機能する可能性を示しています。

今後、初等中等教育でも国産AIの活用が広がれば、教育の質向上と情報主権の両立が期待できるでしょう。


情報元はこちらからご覧ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000158166.html