
授業用スライドの作成に何時間もかけていませんか?
スタディポケット社が今年11月14日に提供開始した新機能「AIスライド」は、教員の授業準備を根本から変える可能性を秘めています。
3県市での先行トライアルでは「PDFから実用的なスライドが作れて助かる」と高評価を獲得。
単元目標の一文や手元の指導案から、わずか1分で6~15ページのスライドを自動生成するこの技術は、教員の授業準備時間を大幅に削減し、生徒と向き合う時間を増やす切り札となりそうです。
記事の要約
スタディポケット株式会社(東京都千代田区)は、学校向け生成AIサービス「スタディポケット for TEACHER」において、新機能「AIスライド」(通称:マジックスライド)の提供を2025年11月14日より順次開始した。
本機能は既存契約ユーザーに追加費用なしで利用可能であり、入力された指示文から6~15ページのスライドを最短1分で自動生成する。
神奈川県横須賀市・高知県・山口県での先行トライアルでは、「PDFなどの資料をもとにパワーポイント形式で資料を作成できて助かる」「デザインが実用的」との評価を得た。
基盤技術にはGoogle社の「Gemini 2.5 Pro」を採用し、授業用スライドから校務用研修資料まで幅広く対応する。
PDF・PowerPoint形式の書き出しに対応し、パワーポイント形式からGoogleスライドへのインポートも可能である。
(出典元:2025年11月14日 PR TIMES・スタディポケット株式会社)
今後の学校教育への活用と可能性は?
この技術は教育現場における働き方改革を加速させる重要なツールとなるでしょう。
授業準備や校務資料作成の時間を大幅に削減することで、教員は生徒との対話や個別指導により多くの時間を割けるようになります。
特に、手元の指導案や箇条書きメモから即座にスライド化できる機能は、経験の浅い教員の授業準備支援にも効果的です。
将来的には、AIが生成した基本スライドを教員が編集・カスタマイズすることで、各クラスの実態に応じた最適な教材が生まれる可能性があります。
また、校務DXの推進により、教員の事務作業時間が40%削減されるという実証結果も出ており、AIスライド機能はこの流れをさらに推進する役割を果たすでしょう。
今後のLLM技術進化により、立体図形などより高度な図解対応も期待されます。
情報元はこちらからご覧ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000049664.html
