宮崎発!県教委のAI教材活用事業にベネッセAI活用のCBT方式単元テスト導入~学校の採点業務が9分に短縮

宮崎県内すべての小学5年生と中学2年生が対象となる教育現場に転換点が到来?!

従来3日かかっていたテスト返却がその日のうちに、34分の採点業務がわずか9分に短縮されるシステムが本格導入されました。

ベネッセ社の「テストパーク」を活用したCBT方式の単元テストは、先生方の負担軽減だけでなく、生徒たちの学習効果を劇的に向上させる可能性を秘めています。

宮崎の教育現場でどのような変化が起こるのでしょうか。

【記事の要約】
株式会社ベネッセコーポレーション(岡山県岡山市)が提供する小中学校向けICT学習ソフト「ミライシード」に搭載されたCBT方式の単元テスト「テストパーク」が、宮崎県教育委員会の「AI教材活用事業」に導入された。

宮崎県では「ひなたの学び」の推進のため、教員主導の「教える授業」から子どもが主体となる「学びたい授業」への変革を目指している。

「テストパーク」により、教員がアプリ上でテスト問題を作成し児童生徒の端末に配信、自動採点で即時返却が可能となる。
採点時間を34.5分から9.4分に短縮し、返却日数を3日から最短授業内に短縮する効果がある。宮崎県内すべての小5・中2で活用予定である。
(出典元:2025年8月7日 PR TIMES、同8日 こどもとITより)

今後の学校教育への変化の期待と可能性は?

この取り組みは、学校教育のデジタル化において画期的な変化をもたらすかもしれません。

従来の紙ベーステストから脱却し、即時採点・フィードバックにより、学習者が記憶の鮮明なうちに復習できる環境が実現されています。
教員にとっては採点業務の大幅な軽減により、個別指導や教材研究により多くの時間を確保できるようになります。

将来的には、AIを活用した学習データの蓄積により、個々の学習者の苦手分野の特定や最適な学習経路の提案が可能になるでしょう。

また、リアルタイムでの学習状況把握により、つまずいた児童生徒への即座の支援も実現できます。

このようなCBTシステムの普及は、教育の個別最適化を促進し、すべての子どもが自分のペースで確実に学習内容を定着させる新しい教育モデルの確立につながると期待されます。