元Google米国本社副社長の村上憲郎氏を学長とし、来年4月に開学予定の国際工科専門職大学が、オープンキャンパスでのAIワークショップ参加を評価する総合型選抜「AI入試」を公開しました。受験生の強みを多様な方式で見られる点は、進路指導や募集設計の参考になります。
AIワークショップ参加が出願のアピールに
2027年4月に開学予定(認可申請中)国際工科専門職大学(東京・大阪・名古屋)は、Googleの最新技術を活用した総合型選抜「AI入試」を導入すると発表しました。対象は、オープンキャンパスで実施する体験型AIワークショップに参加し、修了した受験者です。
この方式では、AIを初めて扱う受験生でも挑戦しやすく、大学の学びである「テクノロジー×エンタテインメント」を入試前に体感できるのが特徴です。ワークショップ参加そのものが、出願時のアピール材料になる点も注目されます。
多様な入試方式で強みを可視化
同大学はAI入試に加え、「適性診断型」「資格評価型」「専門高校出身者対象型」など、複数の入試方式を予定しています。学力試験だけでなく、資格・検定、専門高校での学び、適性など、受験生ごとの強みを評価する設計です。
こうした方式は、受験生にとっては自分に合った入口を見つけやすく、学校現場にとっては進路指導の選択肢を広げるヒントになります。特に専門高校や探究学習との接続を意識した募集設計としても参考になりそうです。
入試対策はオープンキャンパスと講座で案内
同大では、入試に関する説明や対策ポイントを今後のオープンキャンパスや入試対策講座で案内。東京・大阪・名古屋の各キャンパスでは、見学や相談も日曜・祝日を除いて受け付けています。
来春開学予定の新大学として、実務家教員や長期インターンシップを打ち出している点も特徴です。教育内容と入試を連動させ、学びの入口から大学の特色を伝える戦略が見て取れます。
学校現場が注目したいポイント
AI活用を前提にした入試は、単なる知識確認ではなく「学びへの接続」を評価する流れの一例です。オープンキャンパス参加や体験型プログラムを入試広報に組み込むことで、志望理由の形成やミスマッチ防止にもつながります。
専門高校、資格取得、探究活動など、学外・校内の経験をどう評価するかは、今後の大学入試設計の重要な論点になりそうです。生徒募集や進路指導を考える学校・塾にとっても、早めの情報収集が有効です。
💡 先生へのポイント
- 体験型イベントを「入試広報」と「学びの導入」の両方に活用する発想が参考になります
- 生徒の強みを、資格・探究・専門分野など複数軸で整理しておくと進路指導に役立ちます
- AIや実習系の学部では、受験前体験が志望動機づくりに直結しやすいです
- 専門高校や資格取得者への評価方式は、該当生徒への案内強化に使えます
まとめ
今回の国際工科専門職大学のAI入試は、体験型ワークショップを評価に組み込むことで、学びと入試をつなげる新しい取り組みです。多様な入試方式を用意することで、受験生の個性や経験を生かしやすい設計になっています。
学校や塾にとっては、こうした募集方式が今後の進路指導やオープンキャンパス活用の参考になります。AI時代の大学入試が、知識だけでなく体験や適性をどう評価するかを示す事例といえるでしょう。
出典:AI入試を導入!元Google米国本社副社長・村上憲郎学長の新大学 入試ガイドをWEBで公開 | 学校法人 日本教育財団のプレスリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000872.000011137.html




