教育の課題は、最初から明確なテーマとして整理されているとは限りません。現場の違和感や小さな疑問を誰かと話すなかで、初めて取り組むべき問いが見えてくることがあります。
教育AIサミット2026 セッション紹介【第10回/全19回】
本記事は、衆議院第一議員会館で開催される教育AIサミット2026の各セッションについての紹介記事となります。
開催概要に続けて、このセッションで何が問われようとしているのかを掘り下げています。参加するセッションを選ぶ時や、当日の議論を追いかける時にご参照してください。
AIUEO-BASEサミット
日時:2026年8月7日(金)14:10~14:50
テーマ: 未確定(IDOBATAから生まれたトークテーマを起点に実施予定)
登壇者:
- 林田龍之介(スポーツ庁 企画係長)
- 岡田義雄(兵庫県立明石南高等学校 情報科)
- 佐藤諒(青楓館高等学院)
概要:
〜井戸端トークセッション〜 現場の「井戸端会議」を、衆議院の舞台へ。― 小さな実践が、教育を変える―
以上が、このセッションの開催概要です。ここからは、この場で語られるテーマを、もう少し掘り下げていきます。
教育の課題は、最初から明確なテーマとして整理されているとは限りません。現場の違和感や小さな疑問を誰かと話すなかで、初めて取り組むべき問いが見えてくることがあります。
今回は、AIUEO-BASE内の「IDOBATA」から生まれたトークテーマを起点に展開される「AIUEO-BASEサミット」を紹介します。なお、公式ページではテーマと一部登壇者が未確定とされています。
完成されたテーマではなく、現場の問いから始める
教育イベントでは、主催者が設定したテーマについて登壇者が話す形式が一般的です。一方、教育現場の課題には、まだ名前がついていないものや、複数の立場で話して初めて輪郭が見えるものがあります。
対話から生まれたテーマを扱うことで、現在の教育関係者が何に迷い、何を知りたいと感じているのかが、そのまま議論の入口になります。
オンラインの対話を、会場の議論へつなぐ
日常的な意見交換の場と、登壇者が集まるイベントを切り離さずにつなぐことで、単発の企画では拾いにくい声を扱えます。事前の対話で生まれた問いを会場へ持ち込み、異なる経験や専門性を重ねることができます。
会場で結論を出すことだけが目的ではありません。問いを整理し直し、さらに必要な関係者や次の検討課題を見つけることにも価値があります。
参加者も、問いを育てる側になる
テーマが固定されていないセッションでは、参加者も受け手にとどまりません。登壇者の話を自分の現場と照らし合わせ、新たな疑問や事例を持ち寄ることで、議論を深められます。
教育AIをめぐる課題は変化が速く、過去の答えをそのまま使えないこともあります。問いを共有し、試し、振り返り、再び対話する循環をつくることが重要です。
まとめ
AIUEO-BASEサミットの特徴は、完成された答えを受け取るのではなく、コミュニティの対話から生まれた問いを会場で育てる点にあります。
公式ページではテーマと登壇者の一部が未確定ですが、その分、直前までの対話や現場の関心がセッションへ反映される可能性があります。
教育現場の違和感を言葉にしたい方、他校や他分野の実践者と問いを共有したい方にとって、対話を次の実践へつなげる方法を考える機会になるでしょう。
事実情報の参照:教育AIサミット2026 公式申込ページ(2026年7月31日確認)



