教育とAIの議論には、技術、制度、学校文化、家庭環境など、さまざまな要素が関わります。多様な経験を持つ人が意思決定へ参加することで、これまで見過ごされてきた課題や新しい可能性が見えてきます。
教育AIサミット2026 セッション紹介【第7回/全19回】
本記事は、衆議院第一議員会館で開催される教育AIサミット2026の各セッションについての紹介記事となります。
開催概要に続けて、このセッションで何が問われようとしているのかを掘り下げています。参加するセッションを選ぶ時や、当日の議論を追いかける時にご参照してください。
なでしこAIサミット
日時:2026年8月7日(金)10:00~10:40
テーマ: 「教育×AIを動かす女性リーダーたちの現場と政策」
登壇者:
- 杉之原明子(みんなのコード 代表理事兼CEO)
- 大坪聡子(文部科学省初等中等教育局)
- 中瀬幸子(Avintonジャパン株式会社)
- 幸川莉子(MC)
概要:
教育×AIの最前線で活躍する女性リーダーが一堂に会し、政策・研究・現場実践の視点から「これからの学び」を語ります。「女性だから見えるAI教育の課題と可能性」がテーマ。
以上が、このセッションの開催概要です。ここからは、この場で語られるテーマを、もう少し掘り下げていきます。
教育とAIの議論には、技術、制度、学校文化、家庭環境など、さまざまな要素が関わります。多様な経験を持つ人が意思決定へ参加することで、これまで見過ごされてきた課題や新しい可能性が見えてきます。
今回は、教育×AIの最前線で活動する女性リーダーが、現場と政策の両面からこれからの学びを考える「なでしこAIサミット」を紹介します。
現場で見える課題を、政策へ届ける
教育AIの制度を整えるうえで、学校や地域で実際に何が起きているかを知ることは欠かせません。端末やサービスが用意されても、教員の負担、学習環境の違い、支援が必要な子どもへの配慮が不足すれば、活用は定着しません。
現場の実践と政策の視点が同じ場で語られることで、制度が目指す方向と、学校が直面する現実の間にある距離を見つめ直すことができます。
多様な視点が、教育AIの設計を変える
AIは中立な道具に見えても、誰が設計し、どのようなデータや前提を用いるかによって、利用者への影響は変わります。教育で使う場合は、学習者の背景や特性の違いを踏まえた設計が必要です。
意思決定の場に多様な人が参加することは、単に人数のバランスを整えるためではありません。異なる経験から問いを出し合うことで、より多くの子どもと教員が使える仕組みに近づけるためです。
次のリーダーが挑戦できる環境をつくる
新しい分野では、身近なロールモデルや相談相手の存在が、挑戦のしやすさを左右します。実践を進めるリーダーの経験や試行錯誤を知ることは、これから教育AIに関わる人にとって大きな支えになります。
学校、行政、企業のなかで、誰が最初の一歩を踏み出し、その人を組織がどう支えるのか。個人の努力だけに頼らず、挑戦を継続できる環境づくりも注目したい論点です。
まとめ
なでしこAIサミットは、教育×AIを動かす女性リーダーの実践を紹介するだけの場ではありません。
現場の課題を政策へどう届けるか、多様な視点をAI活用の設計へどう反映するか、次の担い手が挑戦できる環境をどうつくるかを考えるセッションです。
教育AIの推進に関わる教員、行政、企業の方にとって、自分たちの意思決定にどの視点が足りていないのかを見直し、より開かれた実践へつなげる機会になるでしょう。
事実情報の参照:教育AIサミット2026 公式申込ページ(2026年7月31日確認)



