東京青年会議所主催で今回、教員向けの生成AI実践ワークショップを7月30日と8月3日に無料開催します。校務・教務の効率化だけでなく、個人情報や著作権への配慮を含む安全な活用の基本を学べる点が現場にとって実用的です。
現場の困りごとに寄せた内容
校務や教務で生成AIをどう使えばよいか分からない――そんな教員向けに、実務に直結する無料ワークショップが東京都内で開かれます。主催は公益社団法人東京青年会議所、共催は一般社団法人教育AI活用協会。現場の先生が「明日から使える」ことを重視した2日間の実践型プログラムです。
今回のワークショップは、通知文の作成、所見のたたき台づくり、会議準備など、教員の日常業務を効率化するための生成AI活用をテーマにしています。単なるツール紹介ではなく、校務・教務の具体場面に落とし込んで学べる構成が特徴です。
あわせて、個人情報の扱い、著作権、AIが生成した内容の正確性といった、安全運用の基本も扱います。生成AI活用が広がる一方で、学校現場では「便利そうだがリスクが不安」という声も多く、導入初期の教員研修として取り入れやすいテーマといえます。
2日間でCopilotとGeminiを体験
開催日程は、Day1が2026年7月30日(木)13:00〜15:00、Day2が8月3日(月)13:00〜15:00です。Day1ではCopilot、Day2ではGeminiの活用が推奨されています。
会場は、Day1が目黒駅近くの「BLOCKS MEGURO」、Day2が中央区の「本の森ちゅうおう 多目的ホール」。いずれもアクセスしやすく、対面で短時間に学べる設計です。参加費は無料で、生成AIをまだ本格的に使ったことがない教員でも参加しやすい内容になっています。
講師は教員経験と技術理解を併せ持つ実務家
講師は、NPO法人みんなのコードの千石一朗氏。民間企業でエンジニアを経験した後、東京都の中学校技術科教員として11年間勤務し、その後は教材開発や研修講師として活動しています。
学校現場を知る教員経験者でありながら、技術面にも明るい点は、生成AI研修において大きな強みです。現場で起こりがちな「理論は分かるが、学校でどう使うかが見えない」というギャップを埋める講座が期待されます。
研修設計のポイントは「安全」「プロンプト」
参加者は今回、校務・教務での具体的な活用方法に加え、「良いプロンプト」の型も学べる、と案内されています。生成AIの活用では、質問や指示の出し方によってアウトプットの質が大きく変わるため、プロンプト設計を基礎から学べる機会は貴重です。
また、学校での利用では、AIに何を入力してよいか、どこまで人が確認すべきかという運用ルールが欠かせません。今回のように、利便性と安全性をセットで扱う研修は、校内での合意形成やルールづくりの出発点にもなりそうです。
後援体制から見える広がり
本イベントは東京都教育委員会のほか、千代田区、中央区、北区、目黒区、杉並区、足立区の各教育委員会が後援しています。自治体や教育関係者の関心が高まる中、生成AIを学校実務にどう位置づけるかを考える機会としても注目です。
単発の体験会にとどまらず、今後の教員研修や校内ICT活用の議論につながる可能性があります。特に、働き方改革と授業準備の質向上を両立したい学校にとっては参考になる取り組みです。
💡 先生へのポイント
- まずは通知文、会議資料、所見の下書きなど「定型業務」から試すと効果を実感しやすいです。
- 個人情報を入力しない、出力内容を必ず人が確認する、といった基本ルールを校内で共有しておくことが重要です。
- CopilotとGeminiの違いを比較しながら、自校の端末環境や運用方針に合う使い方を探すと導入しやすくなります。
まとめ
学校の夏休み期間に東京で開催される今回のワークショップは、教員が生成AIを安全に実務へ取り入れる第一歩として活用しやすい内容です。効率化だけでなく、リスク理解やプロンプト設計まで学べるため、校内研修や個人のスキルアップのきっかけとして注目したい取り組みです。
出典:【参加無料】『7月30日(木)・8月3日(月) 2日間開催』校務・教務に今日から使える。生成AI活用方法 | 公益社団法人東京青年会議所のプレスリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000344.000073012.html




