東京都の通信制高校サポート校の中央高等学院とeスポーツ高等学院が、今年度よりAI搭載LMS「Manabie」を導入します。課題提出、学習可視化、映像授業、チャット、AIチューターを一体化し、個別最適な学びを支援します。
AIとデジタルで学習管理を一元化
株式会社ディー・エヌ・ケー(東京都武蔵野市)が運営する中央高等学院(東京都武蔵野市)とeスポーツ高等学院(東京都渋谷区)は、教育DXプラットフォームを展開するManabie International(シンガポール)と提携し、2026年度からAI搭載型学習管理システム「Manabie」を導入します。
通信制高校サポート校における学習支援を、より効率的かつ個別最適化された形へ進化させる狙いです。
従来の紙中心の運用や、学習状況の把握に時間がかかる課題に対し、デジタルとAIを組み合わせて学習の流れを可視化。生徒一人ひとりの進度や理解度に応じた支援を行いやすくなります。
導入で広がる5つの学習支援
Manabieでは、課題提出から復習、相談までを一つの環境にまとめます。
- PCやスマホから課題をオンライン提出でき、ペーパーレス化と郵送負担の軽減につながる
- 自動添削機能により、提出後すぐにフィードバックを得やすい
- 学習時間や正答率をグラフ化し、得意・苦手の把握や学習計画の見直しに活用できる
- 映像授業を繰り返し視聴でき、理解が不十分な単元を自分のペースで復習できる
- チャット機能やAIチューターで、学習面だけでなく日常の相談もしやすい
特にAIチューターは、教科書やプリント、板書を撮影するだけで、問題の解き方をステップごとに示せるのが特徴です。自宅学習のつまずき解消や、授業後の復習に役立ちます。
既存のICT環境と組み合わせて学びを強化
両校はこれまでも、生徒一人ひとりの学びに合わせたICT活用を進めてきました。専用PCの配備、全校舎・全教室への電子黒板導入、ITパスポート試験対策授業などがその例です。
今回の導入は、こうした土台の上にAIを重ねる取り組みといえます。通信制高校サポート校では、学習習慣の定着や提出管理、個別フォローの負担が大きくなりやすいため、LMSの活用は教員側の業務効率化にもつながる可能性があります。
通信制高校サポート校で進む「個別最適化」
中央高等学院は、進路相談やカウンセリング、校外学習などを通じて「社会で生き抜く力」を育むことを掲げています。eスポーツ高等学院は、eスポーツ分野を志す生徒に向けて、競技・進路・高校卒業資格の両立を支援しています。
学び方や目標が多様な生徒が集まる環境では、全員に同じ指導を行うだけでは対応しきれません。AIを活用した学習管理は、出席・提出・理解度を細かく追いながら、必要な支援を必要なタイミングで届ける仕組みとして注目されます。
💡 先生へのポイント
- 通信制・サポート校では、提出管理の見える化が学習継続の鍵になりやすい
- AIチューターは「答えを出す」より「解き方を示す」用途での活用が有効
- 学習データの可視化は、面談時の根拠資料としても使いやすい
- 生徒相談のチャット機能は、学習不安の早期把握に役立つ
まとめ
中央高等学院とeスポーツ高等学院の導入は、通信制高校サポート校における学習支援のDXを具体化する事例です。課題提出、復習、相談、AI支援を一体化することで、生徒の自律学習を後押ししやすくなります。
教員や学校関係者にとっては、個別最適化と業務効率化を両立するLMS活用のヒントとして参考になる動きです。
出典:中央高等学院・eスポーツ高等学院、2026年度よりAI搭載型学習管理システム「Manabie」を導入 | 株式会社ディー・エヌ・ケーのプレスリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000023958.html




