
最新の生成AIニュース(2026年1月12日~1月18日)を、YouTubeチャンネル「いけともch」の池田朋弘氏が注目した14のキーワードで紹介します。
1. AnthropicがAIエージェント「Cowork」を公開
Anthropicが発表したCoworkは、Mac上でデスクトップファイルを直接操作できる新たなAIエージェント。
フォルダー内の写真を自動分類したり、PDFファイル名を中身に基づいて一括変更するなど、これまでエンジニア向けだった機能を一般ユーザーでも簡単に利用できるようになった。
2. OpenAIが月8ドルの新プラン「ChatGPT Go」を世界展開
OpenAIはChatGPT Plusの半額となる月額8ドル(日本では1,500円)の新プラン「ChatGPT Go」を世界展開した。
無料プランと月額3,000円のPlusプランの中間に位置し、AI利用回数の増加やファイル添付、プロジェクト機能などが使えるが、エージェントモードや動画生成は含まれていない。
3. OpenAIが翻訳特化の「ChatGPT Translate」を公開
OpenAIはGoogle翻訳に似たインターフェースを持つ翻訳専用サービス「ChatGPT Translate」をリリースした。
左側に元言語を入力すると右側に翻訳結果が表示され、さらに高度な処理が必要な場合はワンクリックでChatGPTのチャット画面に移行できる仕組みである。
4. MicrosoftがCopilot Studio拡張機能をVS Codeで一般提供開始
MicrosoftはCopilot StudioのAIエージェントを、VS Code上で言葉で指示して作成できる拡張機能の一般提供を開始した。
従来の複雑なWeb画面操作ではなく、コードのように文章で依頼するだけでトピックやワークフローを自動生成できるため、開発効率が大幅に向上する。
5. GoogleがAI動画生成モデル「Veo 3.1」をアップデート
GoogleはAI動画生成モデル「Veo 3.1」をアップデートし、一貫性の向上、キャラクター維持機能、縦長のモバイル動画対応などを実現した。
静止画から音声付き動画を生成したり、トレーラー風の演出を加えることも可能で、Geminiアプリの有料版から利用できる。
6. マッキンゼーが「人間がAIに勝てる」3つのスキルを特定
マッキンゼーは2万5,000のAIエージェントを稼働させた経験から、人間がAIに勝てる3つのスキルを特定した。
それは「心志を抱く能力(アンビション)」「最終的な判断を下す能力」「真の創造性」で、特に既存の枠を超えた全く新しいアプローチを生み出す力は人間固有のものとされた。
7. OpenAIがChatGPTで広告表示のテストを開始
OpenAIは無料ユーザーとChatGPT Goプランのユーザーを対象に、ChatGPT上での広告表示テストを開始すると発表した。
回答と広告を明確に区分けし、まずアメリカで展開される。Google検索広告と同様、ユーザーの意図に応じた広告が表示される仕組みで、新たなビジネスチャンスとなる可能性がある。
8. AppleがGoogleのGeminiをAI基盤に採用
AppleはiOS 18.2から、Apple IntelligenceにGoogleのGeminiを統合すると発表した。
Siriで対応できない複雑な質問や画像生成などはGeminiに引き継がれる仕組みで、ユーザーは無料でGeminiの機能を利用できる。今後ChatGPTに加えて選択肢が広がることになる。
9. Geminiの新機能「Personal Intelligence」をリリース
GoogleはGeminiアプリに「Personal Intelligence」機能を追加した。
Gmail、Googleカレンダー、ドキュメントなどのデータを横断的に分析し、個人に最適化された提案を行う。例えば旅行計画時に過去のメールから情報を抽出して統合するなど、パーソナライズされたAI体験を提供する。
10. Google Trendsが「Trends Explore」をAI搭載でリニューアル
GoogleはGoogle Trendsの「Trends Explore」ページをAI技術でリニューアルした。
これまでキーワード検索が中心だったが、自然言語での質問に対応し、関連トピックやトレンドの背景を自動的に分析して表示する。マーケティングやコンテンツ制作における情報収集がより効率的になる。
11. Anthropicが医療・創薬に特化した「Claude」を発表
Anthropicは医療・創薬分野に特化したClaude「Claude for Healthcare」を発表した。
医療データの解析、論文レビュー、創薬プロセスの支援などに活用でき、専門的な医学知識とコンプライアンス要件に対応している。医療機関や製薬企業向けに提供され、研究開発の効率化が期待される。
12. SlackbotがAIエージェントとして刷新
SlackはSlackbotを従来の自動応答ツールからAIエージェントへと刷新すると発表した。
文脈を理解し、過去のやり取りやチャンネル情報を活用して適切な回答を提供する。タスク管理やワークフロー自動化にも対応し、チームのコミュニケーション効率が大幅に向上する見込みである。
13. Googleが「Universal Commerce Protocol(UCP)」発表
Googleは「Universal Commerce Protocol(UCP)」という新たな商取引プロトコルを発表した。
AI時代における購買体験を標準化し、異なるプラットフォーム間での商品情報やカート機能の連携を可能にする。AIエージェントが代理購入する際の基盤技術として期待されている。
14. Anthropicが「AIの経済影響レポート」で仕事の二極化を指摘
AnthropicはAIの経済影響に関するレポート「Anthropic Economic Index」を発表した。
AIによって高付加価値業務と定型業務の格差が拡大し、仕事の価値が二極化すると分析している。創造性や判断力を要する仕事の価値は上昇する一方、定型業務は自動化が進むと予測される。
日本の教育現場で特に注目すべきは?
注目は3つの動向で、まずAnthropicのCoworkは、デスクトップ上のファイル整理やPDF名の自動変更が可能で、教員の事務作業負担を大幅に軽減できます。
大量の生徒資料や教材ファイルの管理に活用すれば、本来の教育活動に集中する時間を確保できるでしょう。
次に、月額1,500円のChatGPT Goプランは、従来の半額で利用できるため、塾や学校での導入ハードルが下がります。
ファイル添付やプロジェクト機能が使えるため、生徒一人ひとりに合わせた学習支援ツールとして活用しやすくなりました。
そして、マッキンゼーが特定した「人間がAIに勝てる3つのスキル」、すなわち志を抱く力、最終判断力、真の創造性は、まさに今後の教育が育むべき能力を示唆しています。
単なる知識伝達ではなく、AIを活用しながら人間にしかできない思考力を育成する教育への転換が求められているのです。
ぜひこの記事を参考に、今後の教育現場での生成AI活用を検討してみてください!
参考:
