AIに女子高生54%が悩み相談!「誰にも言えない悩み」の受け皿に~学校現場が直面する新たな心理支援の現実

教室で誰にも打ち明けられない悩みを、生成AIに相談する生徒が増えているようです。

GMOグループの最新調査によると、高校生の44%、大学生の42%がAIに悩みを相談しており、特に女子高校生は54%が利用、そのうち57%が「誰にも言えない悩み」を打ち明けています。

学校・進路から恋愛、性格まで相談内容は多岐にわたり、「判断しない」「24時間対応」というAIの特性が、スクールカウンセラー不足や相談へのハードルに悩む教育現場に新たな課題と可能性を投げかけている…今後どう対峙すべきでしょうか。

記事の要約

GMOインターネットグループのGMO NIKKO株式会社(東京都渋谷区)が2025年12月に実施したZ世代300名への調査により、高校生の44%、大学生の42%が生成AIに悩みを相談している実態が明らかになった。

特に女子高校生は54%と過半数が相談経験を持ち、そのうち57%が「誰にも言えない悩み」を生成AIに打ち明けている。

生成AIの役割認識では、高校生は「秘密の友達」、大学生は「ひたすら聞き役」と捉える傾向があり、年齢による心理的成熟度の違いが反映されている。

相談内容は学校・進路から性格、恋愛まで多岐にわたり、学習支援の枠を超えて自己理解や対人関係の領域に及んでいる。

生成AIが持つ「判断しない」「24時間対応」という特性が、Z世代の心理的ニーズに合致し、効率化ツールではなく思考や感情を整理する対話相手として機能している点が本調査の核心である。
(出典元:2025年​12月26日 GMOインターネット株式会社ホームページのニュースより)

学校教育への示唆と可能性は?

本調査は学校教育に重要な示唆を与えています。

第一に、生徒の心理的安全性を確保する新たな支援体制の構築です。
スクールカウンセラーの不足や相談へのハードルの高さを考慮すると、生成AIを補完的な相談窓口として位置づけることで、特に女子生徒の「誰にも言えない悩み」に対する初期支援が可能になります。

第二に、教員の生徒理解を深める観察視点の転換です。
生徒が生成AIと対話する背景には孤立感や承認欲求があり、教員はこれを把握した上で人間的な関わりを強化する必要があります。

将来的には、生成AIを活用した「対話型メンタルヘルス教育」の開発が期待されます。
生徒が自己の感情を言語化し、思考を整理するプロセスを学ぶツールとして、情報モラル教育と組み合わせた実践が有効でしょう。

ただし、AIへの過度な依存を防ぎ、人間関係の構築力を育む教育的配慮が不可欠です。


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https://internet.gmo/news/article/129/